書籍詳細

表紙画像(BLSインストラクタ.jpg

ACLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2015準拠

[American Heart Association]

[定価](7,000円+税)

[ISBN]978-4-916166-71-5

A4判/208ページ/フルカラー/並製/シュリンク&OPP包装

★ 本書はAmerican Heart Association(AHA:アメリカ心臓協会)が全国各地で開講する
 「ACLS(二次救命処置)プロバイダーコース」受講時に必要な教材(テキスト)です。
  →「ACLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2010準拠」
   (ISBN:9784916166463)の改訂版として、ACLSプロバイダーコースで
    使用する教材(テキスト)は、本書に切り替わりました。

★ AHAが発表した最新の「心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドラインアップデート2015」
  を反映し、これまでの「ACLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2010準拠」に対し、
  数多くの変更や追加が盛り込まれています。

★ 弊社の「AHAガイドラインシリーズ書籍&DVD」には綺麗で耐久性に優れたソフトカバーを
  全種類に添付しております。
 (インターネット上の通信販売業者等で並行して流通するものにはソフトカバーが付いて
  おりません。)

★ OPP袋によるダブル包装(開封防止シール付)を施し丁寧にお届け致します。

AHA(アメリカ心臓協会)が発表した最新の「心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン
2015」に準拠した待望の改訂版。

AHAの「ACLS(二次救命処置)」は救命救急や循環器領域を専門とする多くの医師や看護師に
不可欠な技術であり、様々な認定医制度でACLSプロバイダーコースの修了は必須の資格要件と
なっています。

本書にはACLSプロバイダーコースの修了に必要な知識&スキルが完全に網羅されております。
コースの修了にはスキルテスト及び筆記試験で一定の合格基準がありますので、本書を用いた
予習など受講前の入念なご準備をお勧め致します。

また、コース修了後もACLSプロバイダーとしての高い能力を維持向上させるため、本書を活用
した復習を続けることをお勧め致します。

【目次】

パート1: はじめに
● コースの内容と目的
● コースの目標
● コースの構成
● コースの必要条件と準備
「BLS技能」「心電図リズムの解析による主要なACLSリズムの特定」「基本的なACLS薬物および薬理学的知識」
● コース教材
「ACLSプロバイダーマニュアル」「受講者用Webサイト」「ポケットリファレンスカード」「受講前準備チェックリスト」
● 適切なコース受講のための要件
● ACLSプロバイダーマニュアルの「略語」
● ACLS(二次救命処置)
● ギャップを埋める
「質の評価」「レビュー」「トランスレーショナルサイエンス」

 

パート2: 治療システム
● はじめに
● 心肺蘇生
「蘇生システム、プロセス、および転帰における質の向上」「システムに使用されるアプローチ」「測定」「ベンチマークとフィードバック」「変更」「まとめ」
● 急性冠症候群
「すぐに電話を取ってEMSの出動を要請」「EMSの要素」「病院ベースの要素」
● 急性期脳卒中
「地域で行う脳卒中治療」「市民教育と専門家教育」「EMS」
● 心拍再開後の治療
「体温管理療法(TTM)」「血行動態および換気の最適化」「PCIによる即時の冠動脈再灌流」「血糖管理」「神経学的治療および予後予測」
● 教育、実践、チーム
「チームの必要性」「心停止チーム(院内)」「迅速対応システム」「公表文献」「迅速対応システムの設置」

 

パート3: 効果的な高いパフォーマンスチームダイナミクス
● はじめに
● 高いパフォーマンスチームのリーダーおよびメンバーの役割
「チームリーダーの役割」「チームメンバーの役割」
● 効果的な高いパフォーマンスチームダイナミクスの要素
「役割」「何を伝えるべきか」「どのように伝えるべきか」

 

パート4: 体系的なアプローチ
● はじめに
● 体系的なアプローチ
「体系的な手法の概要」
● BLSアセスメント
「BLSアセスメントの概要」
● 一次アセスメント
「一次アセスメントの概要」
● 二次アセスメント
「二次アセスメントの概要」「HとT」
● 基礎疾患の診断と治療
「はじめに」「状態および管理」「循環血液量減少」「心肺の状態」「薬物の過量投与または毒物曝露」

 

パート5: ACLSのケース
● ケースの概要
●◎『呼吸停止ケース』
「はじめに」「ケースの薬物」「正常な呼吸と異常な呼吸」「呼吸障害の重症度の判定」「呼吸窮迫」
「呼吸不全」「呼吸停止」
● BLSアセスメント
「患者の評価および再評価」「換気および脈拍チェック」
● 一次アセスメント
「呼吸停止時の気道確保」「換気」
● 呼吸停止の管理
「概説」
● 酸素投与
「酸素飽和度を維持」● 気道確保
「上気道閉塞のよくある原因」「基本的な気道確保技術」「気道確保」
● 基本的な換気の実施
「基本的な気道確保スキル」「バックマスク換気」
● 基本的な気道補助器具:口咽頭エアウェイ
「はじめに」「OPA挿入の手順」
● 基本的な気道補助器具:鼻咽頭エアウェイ
「はじめに」「NPA挿入の各種手順」
● 吸引
「はじめに」「軟性カテーテルと硬性カテーテル」「口咽頭吸引処置」「気管チューブ吸引手順」
● 高度な気道確保器具を用いた換気の施行
「はじめに」「換気速度」「ラリンゲアルマスクエアウェイ(Laryngeal Mask Airway)」「ラリンゲアルチューブ(Laryngeal Tube)」
「コンビチューブ(Esophageal-Tracheal Tube)」「気管チューブ(Endotracheal Tube)」
● 外傷患者に対する注意事項
「まとめ」
●◎『急性冠症候群のケース』
「はじめに」「ACSのリズム」「ACS向けの薬物」
● ACS患者に関する目標
「ACSの病態生理」
● ACSの管理:急性冠症候群アルゴリズム
「アルゴリズムの概要」「重要事項」「ACSアルゴリズムの適用」● 虚血を示唆する胸部不快感の特定
「徴候と条件」「出動から開始」
● EMSによる評価、ケア、および病院の準備
「はじめに」「ABCのモニターとサポート」「酸素と薬物の投与」「12誘導心電図の記録」
● 救急部での迅速な評価と治療
「はじめに」「最初の10分」「患者の一般的治療」
● ST変化に基づく患者の分類
「ST変化に基づいて3つのグループに分類」
● STEMI
「はじめに」「早期再灌流療法」「PCIの使用」「血栓溶解療法の適用」「薬物追加治療」
●◎『急性期脳卒中のケース』
「はじめに」「脳卒中で起こり得る不整脈」「脳卒中に対する薬物」
● 脳卒中治療に対するアプローチ
「はじめに」「脳卒中治療の目標」「重要な時期」「脳卒中が疑われる場合のアルゴリズムの適用」
● 脳卒中の可能性がある自他覚症状の特定
「警告自他覚症状」「EMSシステムの緊急出動要請」「脳卒中の評価ツール」
● 重大なEMSの評価と行動
「はじめに」「重大なEMSの評価と行動」
● 院内での即時の全般的評価と安定化
「はじめに」「即時の全般的評価と安定化」
● 脳卒中チームまたは指名された専門医による即時の神経学的評価
「概要」「発症時刻の確定」「神経学的検査」
● CT検査:出血の有無
「はじめに」「判断のポイント:出血の有無」
● 血栓溶解療法
「はじめに」「血栓溶解療法に対する評価」「有害事象の可能性」「血栓溶解療法の適応患者」「rtPA静注療法実施時間を3?4.5時間に延長」「rtPA動注療法」
● 血管内療法
「はじめに」「rtPA動注療法」「機械的血栓破砕/ステントリトリーバー」「治療システム」
● 一般的な脳卒中治療
「はじめに」「脳卒中治療パスを開始する」「血糖値のモニタリング」「脳卒中と血栓溶解療法の合併症のモニタリング」「rtPA適応患者における高血圧の管理」
●◎『心停止:VF/無脈性VTのケース』
「はじめに」「測定」「ベンチマークとフィードバック」「変更」「VFおよび無脈性VTのリズム」「VFおよび無脈性VTの薬物」
● VF/無脈性VTの管理:成人の心停止アルゴリズム
「概要」「VF/無脈性VT(アルゴリズムの左側)「心静止/PEA(アルゴリズムの右側)」「まとめ」
● 成人の心停止アルゴリズムの適用:VF/無脈性VTの治療パス
「はじめに」「最小限の胸骨圧迫の中断」「ショックを1回実施」「除細動の目的」「早期除細動の原則」「CPRの再開」
「リズムのチェック」「粘着性のパッド」「ショックと血管収縮薬」「リズムのチェック」「ショックと抗不整脈薬」「心停止治療手順」
「CPR中の生理学的モニタリング」「低体温症におけるVF/無脈性VTの治療」
● 薬物の投与経路
「優先順位」「静注投与」「骨髄内投与」「気管内投与」「輸液の投与」
● 血管収縮薬
「はじめに」「心停止の際に使用する血管収縮薬」「アドレナリン」
● 抗不整脈薬
「はじめに」「アミオダロン」「リドカイン」「硫酸マグネシウム」「心停止のときのステロイド薬」
「オピオイド過量摂取による呼吸停止または心停止」
● 体外循環補助を用いたCPR(ECPR)(VF/無脈性VT/心静止/PEAに対して)
「膜型人工肺」
● 超音波検査(VF/無脈性VT/心静止/PEAに対して)
「心停止のときの超音波検査」
●◎『心停止:無脈性電気活動(PEA)のケース』
「はじめに」「PEAのリズム」「PEA向けの薬物」
● PEAの説明
「はじめに」「歴史的背景」
● PEAの管理:成人の心停止アルゴリズム
「概要」「心停止アルゴリズムのPEA治療パス」「判断のポイント:リズムのチェック」「アドレナリンの投与」「ショック不適応のリズム」「判断のポイント:ショック適応のリズム」「心静止およびPEAの治療手順」「基礎疾患の特定と治療」
●◎『心停止:心静止のケース』
「はじめに」「心静止のリズム」「心静止向けの薬物」
● 心静止へのアプローチ
「はじめに」「DNAR指示の患者」「エンドポイントとしての心静止」
● 心静止の管理
「概説」「成人の心停止アルゴリズム」「基礎疾患の特定と治療」
● 成人の心停止アルゴリズムの適用:心静止の治療パス
「はじめに」「確認された心静止」「アドレナリンの投与」「判断のポイント:リズムのチェック」「ショック不適応のリズム」「ショック適応のリズム」
「心静止およびPEAの治療手順」「TCPは推奨されない」「ショックのルーチン使用は推奨されない」「判断に迷った時の処置」
● 蘇生努力の中止
「病院内での蘇生努力の中止」「病因外での蘇生努力の中止」「蘇生処置の実施時間」「心静止:死戦期リズムであるか?」
「倫理規定」「心停止患者の搬送」
●◎『徐脈のケース』
「はじめに」「徐脈のリズム」「徐脈に対する薬物」
● 徐脈の説明
「定義」「症候性徐脈」「症状と徴候(自他覚症状)」
● 徐脈の管理:徐脈アルゴリズム
「アルゴリズムの概要」
● 徐脈アルゴリズムの適用
「はじめに」「徐脈の定義」「一次アセスメント」「自他覚症状は徐脈が原因となっているか」「判断のポイント:良好な循環であるか」
「治療手順の要約」「治療手順:アトロピン」「治療手段:ペーシング」「治療手段:アドレナリン、ドパミン」「次の処置」
● 経皮的ペーシング
「はじめに」「適応」「使用上の注意」「使用法」「処置への反応の評価」「補充リズムを示す徐脈」「ペーシングの待機」
●◎『頻拍:不安定な頻拍』
「はじめに」「不安定な頻拍のリズム」「不安定な頻拍に対する薬物」
● 不安定な頻拍に対するアプローチ
「はじめに」「定義」「不安定な頻拍の病態生理」「自他覚症状」「迅速な認識が管理に重要」
「重症度」「同期電気ショックの適応」
● 不安定な頻拍の管理:頻拍アルゴリズム
「はじめに」「概説」「まとめ」
● 状態が不安定な患者への頻拍アルゴリズムの適用
「はじめに」「臨床状態の妥当性を評価する」「基礎疾患を特定し、治療する」
「判断のポイント:持続的な頻脈性不整脈が重篤な自他覚症状を引き起こしているか」「ただちに同期電気ショックを実施する」「QRS幅を確認する」
● 電気ショック
「はじめに」「非同期電気ショックと同期電気ショック」「同期化について考えられる問題点」
「推奨事項」「電気ショックのエネルギー量」
● 同期電気ショックの手法
「はじめに」「使用法」「安定した頻拍」「安定した頻拍のリズム」「安定した頻拍に対する薬物」
● 安定した頻拍に対するアプローチ
「はじめに」「分類の判定ポイント」
● 安定した頻拍の管理:頻拍アルゴリズム
「はじめに」「概説」
● 状態が安定した患者への頻拍アルゴリズムの適用
「はじめに」「患者評価」「BLSおよびACLS評価」「判断のポイント:安定または不安定」「静脈路の確保と12誘導心電図」「判断のポイント:QRS幅は広いか狭いか」「幅の広い頻拍」「狭いQRS幅、規則的なリズム」「頻拍アルゴリズム:高度な管理手順」
●◎『心拍再開直後の治療のケース』
「はじめに」「心拍再開後の治療における心リズム」「心拍再開後の治療薬」「心拍再開後の治療へのマルチシステムアプローチ」「心拍再開後の治療の概要」
● 心拍再開後の治療管理:心拍再開直後の治療アルゴリズム
● 心拍再開直後の治療アルゴリズムの適用
「はじめに」「換気および酸素投与の最適化」「低血圧(収縮期血圧が90mmHg未満)の治療」「STEMIを発症またはAMIが強く疑われる」
「冠動脈再灌流」「指示に従うか」「体温管理療法(TTM)」「高度な集中治療」「心拍再開後の維持療法」

 

◯ 巻末付録
・テストチェックリストおよび学習ステーションチェックリスト
・ACLS Pharmacology(ACLS薬理)の要約表
・2015年サイエンス要約表
・用語集
・基本用語の索引

 

◯ 索引

 

【別添付録】 ACLSポケットリファレンスカード(2枚入:非売品)

1「ACLS 心停止、不整脈、およびその治療」
・成人の心停止循環アルゴリズム ー 2015年更新
・心停止アルゴリズムのエネルギー量 / 詳細
・成人の心停止アルゴリズム ー 2015年更新
・心拍再開直後の治療アルゴリズム ー 2015年更新
・脈拍のある徐脈アルゴリズム
・脈拍のある頻拍アルゴリズム

2「ACLS 急性冠症候群および脳卒中」
・急性冠症候群アルゴリズム ー 2015年更新
・急性冠症候群アルゴリズム(続き)
・STEMIに対する血栓溶解療法チェックリスト
・STEMIに対する血栓溶解療法
・脳卒中が疑われる場合のアルゴリズム
・脳卒中の評価
・急性虚血性脳卒中に対するrtPA静駐の使用:適応基準および除外基準
・脳卒中の評価:高血圧の治療

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